鹿男あをによし」3話目。人に好感を与える狂気の種類の一つとして、合理的な根拠を欠いた使命感。
ところで。なんでテレビドラマを見るかっていうと、ドラマを見ないと変って思われて嫌だから、とか、ドラマ見て次の日周りの話についていって好感を持たれたいから、とか、そういうことではない。いい大人なら週に3本や4本のドラマを見るもんだ、みたいな言説を気にしてるわけでもない。ただ、楽をしたくないのだ。テレビドラマも見ないバイタリティと品性のかけらも無い人間と思われること自体は平気なんだけど、それを平気、と言い切ってしまうのはなんだか楽をしているような、楽な方に逃げていってるような気がする。人間っていうのは弱い生き物で、ちょっとでも気を抜いたらいつの間にか楽な方へ楽な方へと判断基準がずれていってしまう。ドラマを見ないっていうことも、その結果なんじゃないか。そう考えてふと、怖くなった。自分は思考停止しているんじゃないか、って。そうやってずっと今まで生きてきたんじゃないかって。そしてそんな自分を、あさましくも独りよがりに正当化してきたんじゃないかって。
やばい。すごく不安になってきた。もう寝よう。そして明日は仕事を休もう。休んでツタヤでドラマを借りてきて見よう。まだ取り返しはきくはずだ。