アベックパンチの2巻が出てたので買った。
この人の書く詩みたいなのが日直番長では面白くて好きだったけど、これではなんか良くない。絵がうまくなったから合わないんだろうか。
たぶん、合うから良くないんだと思う。日直番長のときは、キレた下ネタと馬鹿げた登場人物に、似つかわしくない繊細なポエジーが添えられてて、妙に面白かった。アベックパンチは絵もうまくなってけっこうシリアスで、詩的なモノローグがマッチしてしまうせいで、読んでてちょっと恥ずかしい。、
話自体はユニーク。アベックという、男女が手をつないで戦う架空の総合格闘技が題材。手が離れた方が負け。
ケンカの後、女が「鼻曲がってる」男が「ネクタイみたいに言うんだね」という所なんかがあって、それでもやっぱりタイム涼介の漫画は買っていきたいって思う。