金曜日に、まだ風邪が治りきってなくて頭痛もするので大事をとって早退して、職場の近くの古本屋で長時間の立ち読みをしていたら、店員が僕の車のナンバーを読み上げているのが聞こえた。
行ってみると、僕の車がぶつけられたとのこと。相手は20歳ぐらいの小僧と高校生みたいなガキで、オタオタしていたので、しょうがねえなと思いながらも、保険屋に電話すること、警察に来てもらうように電話することを指示した。小僧が乗っていた車は小僧の親のものらしく、親に来てもらうとのこと。
しばらくして、車が僕たちの近くにつけ、母親、祖母、若い男、若い女が降りてきた。オイオイ・・・6人もいらんだろう、特にババアは来て何するつもりなんだこのクソ暑いのに・・・と思いながらも会話を交わし、謝罪を受け入れ、保険屋を待つことに。
うち一人の若い男がグラサンなんかをかけてコワモテ風だったので、何だこいつは、と思っていたのだが、話していると同僚(別の市の事務所の人)だとわかった。世間が狭い。特にここら辺は。
それで、今日代理店に修理に持っていったのだが、20万近くかかるらしい。バックドア閉まらなくなってたしなあ。もちろん相手の保険持ちだが、代車代も入れるとどれぐらいになるのやら。僕の知ったことじゃないけど。ちなみにこの代理店の人も、僕の職場の人の名前を出して同級生、と言っていた。世間が狭すぎて気持ちが悪い。近親相姦だ。
ところで、僕が小僧どもにテキパキ行動を指示できたのは、何を隠そう、5月ごろに僕自身が車をぶつけていたからだ。しかも職場の駐車場で。いやあ、あのころは仕事が忙しくてねえ。でも、あの時の修理代は10万だったから、現在1勝1敗だけど、内容差で勝ってるっていうことになる。勝者となって初めて語ることのできる「敗者であった自分」であります。