チェーザレ」が面白いので、チェーザレ・ボルジアについていろいろ書いているというマキャベリの「君主論」を図書館に借りに行った。
君主論」を見つけて、他に何か面白いのないかな、とブラブラしていたら「図説 最悪の仕事の歴史」という本を見つけた。
借りて読んでみたら、とても面白い。古今の様々な最悪の仕事を紹介しているのだけど、18〜19世紀イギリスにあった「隠遁者」という仕事がすごい。貴族たちのあいだで田園風の造園ブームが起こり、舞台装置として庭園をうろつくプロの隠遁者が雇われたらしい。奇人や知的障害者、詩人、貧しい人たちが雇われたが、給料は相当良かったとか。ただし、どんな事情があっても髪、あごひげ、爪を切ってはならず、庭園を出ることも、使用人と話すことも禁じられた。こういった規則をたとえば7年間守って初めて、その期間の給料をもらえたらしい(食事などはすべて支給される)。
すごく憧れるんだけど・・・。